2012.10.01更新

動物は口に入れた物を急に呑み込んでしまう習性があります。その飲み込んだ異物がのどや食道、腸に詰まったりして症状が現れます。

動物の保険会社アニコム損保が月別に異物誤飲が全体の請求件数に占める割合を集計したところ、12月が最も高く、1月から3月まで高めの傾向が続くそうです。「冬休みで家族が家にいる時間が長い」、「来客が増える」、「大掃除や年越し準備などで愛犬から目を離してしまう時間が増える」などが要因として考えられます。また年齢別では0〜2歳までに多く発生します。

誤食するものとしては「プラスティック製品」「人の医薬品」「チョコレート」が最も多くみられます。「プラスティック製品」「医薬品」は、人の乳幼児の誤飲事故でも多く発生していて、動物でも同様の傾向が見られます。その他では、「ボタン」「犬用のおもちゃ」などが多く、飼い主や愛犬に身近なものが、異物誤飲の原因となってしまいます。

異物誤飲をしてしまった場合、その処置の方法としては、催吐処置や内視鏡による除去、もしくは胃切開などの外科手術などがあります。液体や中毒の可能性がある異物を誤飲した場合は胃洗浄することもあります。また異物による中毒症状などを起こしてしまった場合はその症状に対する治療が必要になります。

動物達が異物を飲み込んでしまったり、摂取したことが疑われたりする場合、早急に動物病院に相談する事をお勧めします。また薬品などの場合、その内容の表示がある箱などを病院に持っていく事をお勧めします。治療法については摂取した異物の種類や量、摂取後の経過時間によって異なりますので、かかりつけの動物病院とよくご相談ください。

当院は10月から動物用の内視鏡を備えるようになりました。


投稿者: 佐橋動物病院

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