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来院時の注意点

逃走・事故防止の為、ワンちゃんはリードの着用もしくはケージでの来院、
ネコちゃん・その他小動物はケージでのご来院をお願いします。

お知らせ

2026.08.07(金) 新着情報

[ 臨時休診及び院長不在のお知らせ【9月・10月】 ]

☆院長学会出席のため、9月27日(日)、10月24日(土)・10月25日(日)は臨時休診です。

☆院長学会出席のため、10月29日(木)・10月30日(金)は院長不在です。

ご迷惑をおかけしますが予めご了承ください。

2026.07.03(金) 新着情報

[ 【重要】増築工事に伴う「病院駐車場」の一部利用制限と「第2駐車場」のご案内(7/8〜) ]

このたび、動物病院の増築工事を行うこととなりました。
これに伴い、7月8日(水)より、病院正面の駐車場が一部ご利用いただけなくなります。

お車でお越しの際は、病院建物に向かって左側にある「月極駐車場」の内の5台分もご利用いただけます。
(当院の案内表示があるスペースにお停めください)

来院される皆さまにはご不便とおかけいたしますが、ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

2026.08.23(日) コラム

[ 【学術情報】症例報告の論文が掲載されました。 ]

【【学術情報】

FIPに対するモルヌピラビル短期治療の論文が海外学術誌に掲載されました

このたび、当院で診療した猫伝染性腹膜炎(FIP)の猫8例をまとめた論文が、査読付き英文誌『Open Veterinary Journal』に掲載されました。

著者名: 佐橋 悠、佐橋 三和子、日笠 喜朗

論文タイトル:Short-term therapy with molnupiravir for feline infectious peritonitis: A case series of eight male cats

日本語訳:猫伝染性腹膜炎に対するモルヌピラビル短期治療―雄猫8例のケースシリーズ

掲載誌:Open Veterinary Journal, 2026, Vol.16, No.8, 5888–5896

DOI:10.5455/OVJ.2026.v16.i8.77

論文は2026年7月22日に採択され、同年8月20日に掲載されました。
Open Veterinary Journal

<今回の論文について>

猫伝染性腹膜炎(FIP)は、猫コロナウイルス感染に関連して発症する病気です。かつては有効な治療法がほとんどなく、発症すると非常に予後の悪い病気と考えられていました。

しかし近年、GS-441524、レムデシビル、モルヌピラビルなどの抗ウイルス薬による治療成績が報告され、FIPは「診断されたら治療できない病気」から、「適切に診断し、治療を検討する病気」へと大きく変わりつつあります。

今回の論文では、従来の長期投薬を完遂することが難しかったFIPの猫8例に対し、モルヌピラビルを1日2回、症状、血液検査、炎症マーカーおよび画像検査の変化に応じて14~69日間投与した経過をまとめました。

対象は、腹水を伴う滲出型が6例、眼病変を伴う非滲出型が1例、神経症状を伴う非滲出型が1例でした。8例中7例で治療開始後早期から食欲や活動性などの改善が認められ、滲出型6例のうち5例では14~18日で腹水が消失しました。病状が進行していた1例は治療に反応せず死亡しましたが、生存した7例は、治療開始から214~1118日の最終追跡時点ですべて生存しており、その後の再発は確認されませんでした。

本症例群では、モルヌピラビルに直接起因すると判断された有害事象は確認されませんでした。ただし、これは8例での観察結果であり、猫における長期安全性が確立されたことを意味するものではありません。

一方で、早期に投薬を中止した後に再燃が疑われ、追加治療を必要とした症例もありました。

この研究は、少数例を後ろ向きに検討したケースシリーズです。したがって、今回の結果だけから「すべてのFIPの猫で治療期間を短縮できる」「14日程度で投薬を終了してもよい」と結論づけることはできません。

本論文が示したのは、治療開始後に早く明確な改善を示す一部の症例では、臨床所見、血液検査、炎症マーカーおよび画像所見を慎重に確認しながら、症例ごとに治療期間を検討できる可能性があるということです。今後、より多くの症例を対象とした前向き比較試験が必要です。

【FIPについての当院の考え】

<FIPは、一般診療の中でも診断・治療を検討できる病気になりつつあります>

米国のAAFP/EveryCatによるFIP診断ガイドラインは、ほぼすべての小動物臨床獣医師がFIP症例に遭遇する可能性があることを前提として作成されています。そこでは、特定の検査結果だけでFIPと判断するのではなく、病歴、年齢、身体検査、血液検査、画像検査、胸腹水や病変部の検査結果を一つずつ積み上げて診断することが重視されています。

欧州のABCDからも、診断だけでなく、抗ウイルス薬の選択、投与量、治療反応の評価、治療終了の判断、治療後のモニタリングなどをまとめた実践的なガイドラインが公表されています。2026年の更新版では、FIPは現在では治療可能で、多くの症例で治癒を期待できる病気へ変化したと位置づけられています。

もちろん、動物病院によって経験、設備、利用できる検査や薬剤には違いがあります。非典型的な症例、神経型や眼型、治療反応が乏しい症例、再発が疑われる症例などでは、FIPの診療経験が豊富な獣医師や二次診療施設へ相談する意義があります。

しかし、一般の動物病院ではFIPを診断・治療できず、最初から特定の施設でなければ対応できない病気であるかのように考える必要はなくなってきています。

実際現在では、多くの臨床獣医師が一般診療の中でFIPを鑑別疾患に挙げ、必要な検査を行い、飼い主さんと相談しながら治療を検討できるようになってきています。

<FIPだけを見るのではなく、猫を総合的に診ること>

FIPの猫に認められる発熱、食欲不振、体重減少、胸水・腹水、高グロブリン血症、リンパ節腫大、眼病変、神経症状などは、FIPだけに認められるものではありません。

リンパ腫、細菌性腹膜炎や胸膜炎、肝胆道疾患、膵炎、トキソプラズマ症をはじめ、さまざまな感染症、炎症性疾患、腫瘍性疾患でも似た症状が認められます。

そのため、FIPの診断で重要なのは、FIPだけに詳しくなることではなく、症状を呈している猫を総合的に診察し、考えられる病気を挙げ、必要な検査を選び、その中からFIPの可能性を鑑別していくことが大事です。

当院では、FIPを単独の特殊な診療分野として切り離すよりも、猫の総合診療の中で適切に鑑別し、診断・治療していく病気の一つとして捉えることが大切だと考えています。

<インターネット上のFIP情報について>

有効性が示された抗ウイルス薬を正規の獣医療ルートで利用しにくかった時期には、一部の国や地域で、飼い主さん同士の情報共有やインターネット上のコミュニティが、治療情報や薬剤へのアクセスを補完する役割を果たしてきました。

一方で現在は、診断と治療に関する論文やガイドラインが整備され、一般の獣医師が利用できる情報も増えています。

そのため、今後の情報発信は、

「一般の動物病院ではFIPを診断できない」

「FIPは特定の専門施設でなければ治療できない」

と過度に不安を強めるものではなく、

「まず、かかりつけの動物病院で相談する」

「必要な検査を行い、FIP以外の病気も含めて総合的に判断する」

「難しい場合には、経験のある獣医師や二次診療施設へ相談する」

という、より冷静な方向へ変わっていくことが望ましいと考えています。

薬剤の承認状況や流通状況には、現在も地域や施設による違いがあります。かかりつけの病院で薬剤の確保や治療が難しい場合には、一つの病院だけですべてを完結させる必要はありません。経験のある獣医師、検査機関、大学病院、二次診療施設などと連携し、利用できる治療方法を検討すればよいと思います。

<当院の診療について>

今回の論文は、当院がFIPの専門病院であることを示すために発表したものではなく、また、今回の掲載をもってFIPの専門診療を新たに開始するというものでもありません。

当院はこれまでと同じく、地域の動物病院として総合診療を中心に行い、その中で特に循環器診療、歯科、麻酔・疼痛管理に力を入れていきます。

日常の総合診療の中でFIPの猫に接する機会が比較的多く、その診療を続ける中で生じた、

「すべての猫に同じ長期間の治療が必要なのか」

「治療反応に応じて投薬期間を調整できる可能性はないのか」

という臨床上の疑問を整理し、症例をまとめたものが今回の論文です。そのため、本研究は、モルヌピラビルでこれまで多く用いられてきた84日間の治療プロトコルを否定するものではなく、また、すべての症例で治療期間を短縮できると示したものでもありません。

当院はFIPの専門病院を目指しているのではなく、日常診療で生じた疑問を検討し、その結果を他の獣医師と共有することが、地域の動物病院が行う学術活動の一つの形だと考えています。

FIPは、決して簡単に診断・治療できる病気ではありません。しかし、以前のような「治療不能の特殊な病気」ではなく、一般診療の中で適切に鑑別し、治療を検討できる病気になりつつあります。

今回の報告が、モルヌピラビルを含めた治療方法や治療期間を検討するための一つの資料となり、飼い主さんと獣医師の双方がFIPについて過度に恐れたり対立したりすることなく、冷静に相談できることにつながれば幸いです。

今後も通常診療を大切にしながら、日々の診療から得られた疑問や知見を整理し、学術活動を通じて獣医療へ還元できるよう努めてまいります。

※日本国内では、モルヌピラビルは猫のFIP治療薬として承認された動物用医薬品ではありません。本稿は、特定の薬剤や治療を勧誘することを目的としたものではなく、今回掲載された症例報告の内容と当院の診療に対する考え方をご説明するものです。治療の適否、薬剤の選択、投与量および投与期間は、症例ごとに獣医師が診断し、飼い主さんへの十分な説明と同意のもとで判断する必要があります。

#動物病院 #兵庫県 #猪名川町 #猫伝染性腹膜炎 #FIP #モルヌピラビル #学術論文

2025.10.23(木) コラム

[ 【学術活動】奨励褒章を受章しました ]

大阪公立大学にて開催された令和7年度 獣医学術近畿地区学会において、
当院から下記の演題を発表させていただき、奨励褒賞を受賞いたしました。

発表演題: 猫伝染性腹膜炎に対するモルヌピラビル短期投与の効果
発表者: 佐橋 悠、佐橋 三和子、日笠 喜朗
学会名: 第103回近畿地区連合獣医師大会(大阪・10月開催)

猫伝染性腹膜炎(FIP)は、猫コロナウイルス(FCoV)の突然変異によって発症する致死性疾患です。
近年、抗ウイルス薬 GS-441524 やレムデシビルによる治療効果が報告されていますが、国内では入手が困難で高額なため、臨床現場での使用には制限があります。

本研究では、比較的安価で入手可能なヒト用抗ウイルス薬「モルヌピラビル」をFIPと診断された猫8例に短期間投与し、その臨床効果と安全性を検討しました。その結果、8例中7例で治療開始から数日以内に症状の改善がみられ、腹水・胸水は2〜3週間以内に消失しました。治療後も再発は認められず、重篤な副作用も確認されませんでした。

これらの結果から、モルヌピラビルの短期投与でもFIPに対して有効かつ安全である可能性が示唆されました。治療期間の短縮は、猫と飼い主双方の負担軽減にもつながり、今後の新たな治療選択肢として期待されます。

今後も学術的な活動を通じて、獣医療の発展と臨床現場への還元に努めてまいります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

#動物病院 #兵庫県 #猫伝染性腹膜炎 #モルヌピラビル 

お問い合わせ

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メッセージ

大切なペットの
ホームドクターとして

当院では、「理論」と「根拠」に基づいた医療を提供しております。
当院の院長は、一定水準以上の総合的診療能力を備えた獣医師が認定される、動物臨床医学会獣医総合臨床認定医の資格を取得しており、幅広い分野の総合的な診療が可能です。
飼い主さまとコミュニケーションをとりながら、さまざまな治療法をご提案しておりますので、気になることがあればご相談ください。
飼い主さまと動物たちの両方に寄り添った獣医療を提供してまいります。

Greeting

院長さん
院長 佐橋 悠さはし ゆう
  1. 兵庫県川辺郡猪名川町出身。鳥取大学農学部獣医学科卒業後、兵庫県内の動物病院に勤務。山口大学大学院連合獣医学研究科、オーストラリア留学を経て、埼玉県狭山市の白石動物病院、大阪府箕面市の北摂夜間救急動物病院で勤務。2011年に佐橋動物病院を開業。2023年に鳥取大学大学院共同獣医学研究科修了。

院長挨拶

「何でも相談できる地域の
ホームドクターをめざして」

皆さま、こんにちは。
猪名川町にある【佐橋動物病院】院長の佐橋悠です。

開院以来、幅広い分野において総合的な獣医療をご提供し、飼い主さまが何でも相談できる地域のホームドクターをめざしております。特に歯科と循環器科が得意で、定期的な健康管理から手術が必要なケースまで、あらゆる面でお手伝いいたします。気になることがあればお気軽にご来院ください。

大切な家族の一員である犬や猫などの健康を安心しておまかせいただけるよう心がけて診療いたします。

Features

当院の特徴 Features

  • ご家族に寄り添った治療

    私たちは、飼い主さまとともに、大切なペットの健康を守るパートナーでありたいと考えています。
    犬・猫の状態、どのような検査や治療が必要か、治療期間や治療費などをわかりやすく説明して、飼い主さまの同意を得てから治療を行います。なるべく飼い主さまの目の届く場所で治療を進めますので、気になる点があればお尋ねください。

  • 総合的な診療が可能

    当院の院長は、動物臨床医学会が定める獣医総合臨床認定医です。獣医小動物臨床において、総合的診療能力を備える獣医師として認められており、幅広い病気に対して総合的な治療を提供いたします。
    さらに、循環器科と歯科を得意としており、日本獣医循環器学会の獣医循環器認定であり、また日本小動物歯科研究会のレベル4認定も受けています。大切な犬や猫が、飼い主さまと少しでも長くすこやかな生活を送れるよう、定期的な健康管理から手術が必要なケースまで、あらゆる面でお手伝いいたします。

  • 質の高い獣医療の提供

    獣医学の世界は日進月歩で、皆さまの大切なペットの健康を守るには、知識のアップデートが必要不可欠です。当院の院長は大学院で研究に携わってきました。博士課程で学んだ最先端の高度な専門知識を活かし、診療に取り組んでいきます。また、学会発表や論文発表を積極的に行い、学術活動においても獣医療に貢献していけるようにします。

診療メニュー Medical Services

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Facilities

院内紹介 Facilities

  • 受付

    入り口正面には、広くて明るい受付が設けられています。スタッフが明るくお迎えいたします。

  • 待合室

    清潔感のある待合室でくつろいでお過ごしください。衛生状態やにおいに気を使っています。

  • 診療室

    低床式診察台を備えており、大型犬でも簡単に診察台に乗せることができます。さらに、レントゲン、CT、内視鏡、顕微鏡などの画像は、モニターも診察室内で確認できます。

  • レントゲン装置

    DR(デジタルレントゲン)を備えており、きれいな画像が撮ることができます。

  • 超音波診断装置

    高周波のプローブを搭載しており、腹部の臓器の微細な構造まで観察可能であり、胃や腸管の構造評価なども行えます。また腫瘍ができていないか調べたりします。心臓の評価では、カラードプラ法やパルスドプラ法、連続波ドプラ法、組織ドプラ法などさまざまな方法を活用し、血行動態や心筋の運動性に関する詳細な評価が可能です。

  • 内視鏡

    様々なサイズの内視鏡を備えており、小さな動物から大型動物まで対応可能です。主に胃や腸の観察、組織検査に使用します。状況によっては、誤食した異物を開腹手術なしで摘出することができ、動物にとって負担の少ない治療ができます。

診療スケジュール Schedule

医院情報

医院名
佐橋動物病院
院長
佐橋 悠
住所
〒666-0244
兵庫県川辺郡猪名川町上野北畑23-10
電話番号
072-765-3552
URL
https://sahashi-ah.com/
診療内容
一般内科/外科/皮膚科/歯科/眼科/耳鼻科/各種予防/循環器科/腫瘍科/泌尿器科/呼吸器科/避妊・去勢/しつけ相談/うさぎの病気/フェレットの病気/小鳥の病気
  • ペット保険取り扱い

    当院では、アニコム・アイペットに対応しております。
    詳細は受付までお問い合わせください。

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