【学術活動】奨励褒章を受章しました

【学術活動】奨励褒章を受章しました

大阪公立大学にて開催された令和7年度 獣医学術近畿地区学会において、
当院から下記の演題を発表させていただき、奨励褒賞を受賞いたしました。

発表演題: 猫伝染性腹膜炎に対するモルヌピラビル短期投与の効果
発表者: 佐橋 悠、佐橋 三和子、日笠 喜朗
学会名: 第103回近畿地区連合獣医師大会(大阪・10月開催)

猫伝染性腹膜炎(FIP)は、猫コロナウイルス(FCoV)の突然変異によって発症する致死性疾患です。
近年、抗ウイルス薬 GS-441524 やレムデシビルによる治療効果が報告されていますが、国内では入手が困難で高額なため、臨床現場での使用には制限があります。

本研究では、比較的安価で入手可能なヒト用抗ウイルス薬「モルヌピラビル」をFIPと診断された猫8例に短期間投与し、その臨床効果と安全性を検討しました。その結果、8例中7例で治療開始から数日以内に症状の改善がみられ、腹水・胸水は2〜3週間以内に消失しました。治療後も再発は認められず、重篤な副作用も確認されませんでした。

これらの結果から、モルヌピラビルの短期投与でもFIPに対して有効かつ安全である可能性が示唆されました。治療期間の短縮は、猫と飼い主双方の負担軽減にもつながり、今後の新たな治療選択肢として期待されます。

今後も学術的な活動を通じて、獣医療の発展と臨床現場への還元に努めてまいります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

#動物病院 #兵庫県 #猫伝染性腹膜炎 #モルヌピラビル 

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