<フィラリア・ノミダニ予防と春の健康診断とお知らせ>

<フィラリア・ノミダニ予防と春の健康診断とお知らせ>

春になると、フィラリア予防・ノミ・マダニ予防・狂犬病予防接種が始まります。特にフィラリア症は、蚊を媒介として愛犬の肺動脈や心臓に寄生する危険な病気です。

フィラリア予防について>

フィラリアの予防期間は地域によって異なりますが、感染開始の1ヶ月後から感染終了の1ヶ月後までの投薬が推奨されています。HDU(Heartworm Development Unit)の計算によると、兵庫県では平均的に5月20日から11月10日までがフィラリアの感染期間とされています(最も早い場合は4月30日、最も遅い場合は11月19日)。

したがって、兵庫県では一般的に5月末~6月初旬から11月末~12月初旬までの7回投薬で予防が可能です。ただし、生活環境によって最適な予防期間が異なる場合がありますので、不安や疑問がございましたらご相談ください。

当院では毎年フィラリア感染を確認しており、中には重症化し命に関わるケースもあります。大切な愛犬・愛猫を守るために、必ず予防を行いましょう。

ノミ・マダニ予防について>

近年、猫のフィラリア感染も報告されており、ノミ・マダニ予防とあわせての対策をおすすめします。昨年、当院では重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に罹患した動物が確認され、残念ながら死亡例も発生しました。SFTSはマダニを媒介する感染症で、重篤な症状を引き起こす可能性があります。

屋外での活動が多い動物は特にリスクが高いため、定期的な予防が非常に重要です。当院では効果的な予防薬をご用意しておりますので、ご検討ください。

春の混雑を避けるために

4月になるとフィラリア予防・ノミ・マダニ予防・狂犬病予防接種が重なり、病院が非常に混み合います。特に週末は待ち時間が長くなる可能性がございます。

そこで、2~3月の早めのご来院をおすすめします。この時期であれば、待ち時間を短縮できるほか、時間をかけてゆっくり診察を受けることができます。

また、狂犬病予防接種は3月2日以降から令和7年度分として接種可能です。4月前に接種を済ませることもご検討ください。

フィラリア検査と健康診断のご案内

フィラリアの血液検査の際に、健康診断として血液一般検査も行っています。
愛犬・愛猫の健康を守るためには、早期発見・早期治療が重要です。年齢やオーナー様のご希望に応じた健康診断を実施しており、元気なときの健康状態を知っておくことも大切な目的の一つです。

犬や猫の1年は人間の4~5年分に相当すると言われています。健康に不安がある場合や、以前の検査結果が気になる場合は、お気軽にご相談ください。

年に1~2回の定期的な健康チェックをおすすめします。

  • 予約は不要ですので、診療時間内にご来院の上、「健康診断希望」と受付にてお伝えください。
  • 外注検査のため、院内検査より低価格で実施可能ですが、結果が出るまで約1週間かかります。
  • 緊急時の診断には使用できません。

これからの時期、フィラリア検査とあわせて健康チェックを行うことをおすすめします。
検査をご希望の方は、診察時にお申し出ください。

ご不明な点がございましたら、お気軽に当院までお問い合わせください。

TOPへ
診療
時間
診療時間日祝
9:00~11:45/
16:00~18:45//
休診日:水曜・日曜午後・祝日午後