当院の院長佐橋が鳥取大学・岐阜大学大学院共同獣医学研究科、共同獣医学専攻を終了し、学位論文「犬の肺高血圧症に対するチロシンキナーゼ阻害薬の治療効果に関する研究」により博士号(獣医)を取得しました。

当院の院長佐橋が鳥取大学・岐阜大学大学院共同獣医学研究科、共同獣医学専攻を終了し、学位論文「犬の肺高血圧症に対するチロシンキナーゼ阻害薬の治療効果に関する研究」により博士号(獣医)を取得しました。

本研究は低用量のイマチニブとシルデナフィルの併用投与が、僧帽弁閉鎖不全と心室中隔欠損に起因する重症肺高血圧症の犬において、推定収縮期肺動脈圧を顕著に低下させ、右室機能と臨床症状を改善することを明らかにしました。さらに、本研究では、僧帽弁閉鎖不全およびフィラリア症に起因する重症肺高血圧症の犬において、低用量のマシチニブ投与が推定s収縮期肺動脈圧を有意に低下させ、右室の機能と臨床症状を改善することを明らかにしました。様々な病因による肺高血圧症の犬において、本研究はチロシンキナーゼ阻害剤であるイマチニブとマシチニブが、犬の肺高血圧症の治療に有効であるという新事実を提供するもので、今後の治療法に大きく寄与するのではとの評価をいただきました。

これからは博士課程で学んだ最先端の高度な専門知識を活かし、なお一層精進し診療に取り組んでいきたいと思います。

当院は今後ともスタッフ一同切磋琢磨して技術力の向上に努め、高度な技術で獣医療の発展に貢献できるよう取り組んでまいります。

何卒よろしくお願いします。

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